こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの濱咲克心です。
今週はビザ手続きについて、全4回に渡り、手続きの流れを記載していきます。
※ここで言う「ビザ」とは、一時居住許可証、いわゆるTRT(Tarjeta de Residente Temporal)のことを意味します。
ビザ手続きまとめ ~雇用主登録~
ビザを申請するにあたり、まず事前に確認しなければならないことは、雇用主である現地法人が「雇用主登録」を取得しているかどうかです。
雇用主登録(Constancia de Inscripción del Empleador)とは、メキシコ現地法人が外国人(メキシコ国籍以外の者)を雇用する為のライセンスのようなものです。これがなければ、その現地法人は外国人へのビザを発給できません。
その為、設立間もない企業が自社の駐在員にビザを発給する場合は、まずこちらを申請したのちに、ビザの手続きを進めることになります。
■注意点
雇用主登録は一年更新であり、その他、法定代理人や住所に変更があった場合、すみやかに変更を申請する必要があります。過去に取得されていたとしても、有効期限を確認するようにしてください。
■必要なもの
・商業登記(RPPC)済みの会社公正証書(Acta Constitutiva)
・法定代理人のID
・住所証明
・国籍が記載された従業員リスト
・その他当局によって要求される情報
■所要時間
約2~3週間 ※時期、場所によって大きく異なりますのでご留意ください。
■申請先
法人RFC住所から最寄りの移民局(INM)