皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループメキシコ拠点の鈴木 涼介です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回「環境税」についてお話していこうと思います。
環境税について
■1環境税とは まず始めに、環境税とはどういうものなのかということについてご説明させていただきます。 環境税とは、2023 年 1 月 1 日からグアナファト州及びケレタロ州で導入されたもので、環境へ悪影響を及ぼす 生産及び流通活動に対処したものになります。 日系企業以外の外資系企業の製造(工場)進出も盛んな地域での新しい法律となっており、 大きく分けて下記 4 つの課税対象がございます。
1温室効果ガスの排出(グアナファト・ケレタロ)
2廃棄に関するもの (グアナファト・ケレタロ)
3川や土地への排水 (グアナファト)
4採掘に関するもの(ケレタロ)
■2環境税の適用範囲について 次に具体的に課税対象に関する条件をご説明していきます。
1温室効果ガスの排出 排出される二酸化炭素がこの税は法律に定められた方法によって算出され、 1 トン当たり 250 ドルの税率が適用されます。 この法律は、州内で排気ガスを構成する物質を排出する施設等すべてに適用されます。
2廃棄に関するもの この税の対象は、 グアナファト州内にある土地(私有・公共)の埋立地に廃棄物を保管・堆積することになります。 自ら、または仲介業者を通じて、公共または民間の埋立地に廃棄物を堆積または貯蔵し、それが環境中に放出 されると、人間の健康、生態系または生態系バランスに危険な影響を与える危険な成分である場合に当てはま ります。 税金は保管された廃棄物 1 トン当たり 100 ドルとなっており、それほど高い税率ではございません。
3川や土地への排水 こちらは土壌・水への汚染物質の排水に課税されるものになります。 課税範囲は汚染物質の影響を受けた 100 平方メートルごとに 25 ドルの税率が課されます。 こちらも仲介者を通じて、もしくは自ら上記行為を行う者、個人・法人に関係なくすべてが対象となります。 TOKYO CONSULTING FIRM ニュースレター 3
4採掘に関するもの 石灰・採石場・砂利などの非金属鉱物の抽出に関したものとなります。 税率は 1.25UMAとなっています。
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株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
鈴木 涼介