アンダーテーブルというとなんだか大袈裟ですが、この国では避けては通れないものでもあります。私および私のクライアントが直面した事例を通して少し検討しましょう。
インドネシア事業を模索し、市場調査でインドネシア入りしていたAさんは、某取引先と商談中に、イミグレの担当官が2人立ち入り検査に入ってきました。その後、Aさんは1時間ほど商談室から動けず、イミグレの担当官にパスポートの原本を取り上げられ、翌日イミグレに出頭するように言われました。Aさんはビジネスビザで入っていたのですが。
翌日、困ったAさんは取引先のローカル会社の社長に依頼をし、代理で出頭してもらうことにしました。交渉の結果、2Jutaと取引先の商品のヘルメットでパスポートを返還してもらうことになりました。
イミグレをめぐる問題はいろいろあります。特にビザの種類と業務範囲は注意が必要です。上記はかなりうまく交渉ができた方ではないかと経験則的に思われます。
賛否両論ありますが、妥協点を探すという意味で上記の方法は一つの方法として実際に存在するし、認められる方法なのかと思う次第です。
東京コンサルティンググループ
インドネシア現地法人代表
社会保険労務士 加藤大和
インドネシア現地法人代表
社会保険労務士 加藤大和