昇給と評価について

労務

インドは経済成長中であるため毎年賃金を上げることが一般的です。昇給率はインフレ率の上昇に応じて10%~25%、転職する場合は15%~30%とみている社員が多いです。インフレ率以外の部分は何をもって評価するべきか、それを社員とどのように共有するかが社員の成長とそれに伴う業績アップにつながると思います。

営業など数値化できるものは大変導入しやすいですし、内勤に対してもなるべく定量性をもたせて評価基準とすることが可能です。その場合、自分の達成すべき項目だけに目が良き、他社員との協力や自らリーダーシップをとって組織として行動するということに目が行きにくくなることもあります。特にインドは分業意識が強く、自分の専門業務以外に目がいきません。言われてないことはやらない、セクショナリズムが強いと感じます。

そこで業務目標以外に、どんな社員であるべきかという基準を評価項目として盛り込み、社員に周知させ、それも評価基準とすることが効果的だと思われます。

どの会社にも会社の顔として、こんな社員像がベストというものがあると思います。それは会社の理念から落とし込まれた「スローガン」や「行動規範」といった形で示されていることでしょう。それらを日本国外でも共有すべきです。それらが具体的内容になっていなければ、行動レベルの内容に落とし込み、それを評価基準としていきます。

文化は違っていても同じ社員として働いているので、目指すべきゴールや目指すべきベスト社員像を統一させていけるとよりよいと思います。

インド駐在員 仁井

↓クリックにご協力お願い致します↓

人気ブログランキングへ

関連記事

ページ上部へ戻る