こんにちは、
東京コンサルティングファーム上海の太田 一希 (オオタ カズキ)です。
本日は中国の国家財政の推移に関して記載していきます。
中国の財政は、2007年に単年度の収支で一度は黒字に転じましたが、世界金融危機の影響に対する大規模経済刺激策のために多額の財政支出を行い、再び赤字に転じました。
しかし、GDP比で見ると財政支出は2%以内にとどまっています。
また、赤字を補塡する国債残高のGDP比は、国際的に健全とされる30%の範囲内に概ね収まっています。
2010年以降も積極的な財政策を展開しており、健全な範囲内で国債を発行して赤字を補塡する状況が続いています。
今後は、高度成長から安定成長に移行していく中で、不動産価格の下落に伴う不良債権の増加、中央より脆弱な地方政府の財政状況の悪化とそれに伴う資金調達コストの上昇といったリスクを抱えていますが、当面は安定的に推移するものと見られています。
2014年においても引き続き安定的に推移しており、収入は前年比の8.6%増、支出は8.2%増となっています。
2018年の財政赤字は2.76兆元となっている。Covid-19で2020年以降は財政赤字が拡大する可能性がある。
ご一読いただきありがとうございます。
出所:IMF「World Economic Outlook database, Aplil2019」
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太田 一希
株式会社東京コンサルティングファーム
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