中国会社設立手順について

 こんにちは、中国・上海の田中勇です。本日は、中国会社設立手順についてお話します。

中国の会社設立手続きの複雑さは周知の通りです。販売会社を作るにしても通常3か月以上の時間が必要になり、かつ多くの政府機関に出向く必要があります。簡単に手続きを示すと以下の通りです。

 また、各地域によって処理が異なり、同じ市内でも手順等が異なります。例えば、上海市の中でも区(長寧区、浦東新区、金山地区等)によって、手続き手順や必要書類が異なります。さらに、担当者によっても提出すべき書類が異なることがあります。なお、上記の表は上海のある地区をベースに作成しております。

会社設立の便宜を図るため、北京市や上海市では、申請窓口を一つにまとめた機関があります。北京市では、「投資服務大庁」、上海市閔行区では「上海市閔行区人民政府証憑受理センター」があります。なお、上海市閔行区の場合は、会社登記住所が閔行区であれば、当該センターを利用できるのであり、他地区の登記の場合は利用できません。

【上海市閔行区人民政府証憑受理センター】

【上海市閔行区人民政府証憑受理センターの中①】

【上海市閔行区人民政府証憑受理センターの中②】

【上海市閔行区人民政府証憑受理センターの中③】

上記のような機関がある地域は限定されておりますが、このような機関に出向けば、政府機関のたらい回しにあうこともなくなります。

以上

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