皆様こんにちは。カンボジアオフィスの公認会計士の熊谷です。今回は、事業計画を作成する4つのステップのうちの一つ目、「事業の意義を明確にする」という点を考察したいと思います。前回は、市場を定性的に見るという観点を考えてみました。今回は市場を定量的に見るという方向で考えていきたいと思います。
定量的に見るということは、数値化することです。数値化はやはり事業を行うべきかどうかを判断するためには必須であるといえるでしょう。しかし、正確性をどの程度にするかとなると、ケースバイケースであるといえます。
・仮定をざっくり定め、ざっくり試算
情報があまりない時、またはあまり正確な情報源が確保できていない時は、この方法でとりあえず数値化することができます。頭の中でとりあえず意思決定を行いたい場合や、内輪で会議を行った時などに用いられます。この方法であれば、時間もかからないですし、おおまかに意思決定を行うことが可能となります。
・少し精緻に計算
ある程度公式なミーティングになると上のようなざっくりな数値は、関係者間に納得感を引き出すことができません。ある程度、有用な情報源に絞り、正確な計算方法を探すことに努めるべきといえます。
・正確な期待成果を出す方法
正確な期待成果を出すことにより、正確な意思決定を引き出すことが可能となります。このような計算方法を行えば、取締役会や、または外部の金融機関などにも説明可能な資料となりえますので、時間はかかりますが、有益といえます。この計算方法に関しては後ほどお伝えしたいと思います。
今週は以上です。
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