■カンボジア企業経営への心得
皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。
今週はタイで行われたTCF(Tokyo Consulting Firm)マネージャー会議に参加してきました。
今回の会議では、現地スタッフのいる各拠点からローカルマネージャーを集め、TCGの今後の方針・戦略の再確認、各拠点の情報共有などを行いまし た。
各国ローカルマネージャーならではの苦悩であったり、TCFへの想いといった普段見えないものをマネージャー同士で共有でき、とても有意義な会議であったと思います。
実際、ローカルマネージャー同士すぐに打ち解けてしまい、2日目にして冗談まで言い合える仲になっていました。
TCGが真のインターナショナルファームになるためには、彼らの存在が不可欠です。
各国のオペレーションはもちろんのこと、顧客対応であったりローカル・外資の営業についても徹底してローカリゼーションしていかなければ我々の成長はすぐに頭打ちしてしまいます。
今回の会議はあくまでも始まりであり、今後ローカルマネージャー同士の横のつながりが更に強化され、拠点間のシナジーが生まれることは間違いない でしょう。横断的なコミュニケーションがこれからもっと促進され、風通しの良い組織文化形成が期待されます。
また、日本人駐在員同士の情報共有とはまた全く異なったスピードで、日本人駐在員を交えないオペレーションサイドによる多角的なサービスの質の向上や、決算の早期化、顧客満足の改善にもつながると思われます。
ローカルマネージャーおよびローカルスタッフへの投資は短期ではなく長期の投資であり、常にそうあるべきであり、各拠点にて最優先課題として取り組んでいかなければなりません。特に日系企業では日本人がオペレーションそのものに入ってしまっている状況が散見されますが、その理由の多くは「時間がない」、「教えてもできない」といったものです。しかし、成功するかしないかの境目は「できるかできないか」ではなく、「やるかやらないか」なのです。
「費用の仕訳」
皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今日は費用の仕訳についてご説明させていただければと思います。
例題3
今月の水道光熱費を100$支払った。
支払時
Dr Utilies expence 100 Cr Cash 100
水道光熱費 現金
例題4
ノートや付箋等を100$分購入したが、後払いにした。
購入時
Dr Office supplies expence 100 Cr Accounts payable 100
消耗品費 未払金
支払時
Dr Accounts payable 100 Cr Cash 100
未払金 現金
費用計上すべきものを今回は例題として取り上げました。費用計上すべきものは、その会計年度にすべてその価値を使いきるものです。水道光熱費に関してもその月ですべてその価値は使いきるでしょうし、ノートや付箋も基本的にその会計年度に使い切ると考えて、費用計上します。
また、購入時に現金をすぐに支払わないケースもあります。その場合は未払金(負債科目)で計上しておいて、支払時に未払金を現金勘定に振り替えます。
次回は、資産の購入に関してご説明したいと思います。
以上です。