COVID-19によるカンボジア入国規制アップデート

税務

皆様、こんにちは。
東京コンサルティングファームカンボジアの安藤です。

今日は、6月に政府から発表されている入国規制のアップデートに関して、お話ししたいと思います。

 

カンボジア保健省より、下記の規制が6月11日以降施行されることが発表されました。

(在カンボジア日本国大使館引用)


カンボジア入国時の防疫措置で生じる費用について,6月11日以降にカンボジアに到着する外国人渡航者は,自己負担となる旨発表しました。

発表によれば,これらの費用(具体的な費用は以下をご参照ください)の支払いに充てるために,カンボジア到着時に指定された銀行に最低3,000米ドルをデポジットとして預け入れなければならないとされています(発表によれば,現金またはデビットカードでの支払い)。

なお,これまでどおり,カンボジアでの滞在期間をカバーし,治療費の保険金額が5万米ドル以上の保険証書の提示などは,引き続き求められています(参考:カンボジアへの入国規制)。
6月11日以降,カンボジアへの入国を検討されている方におかれては,上記の支払い手段を準備されるなど,十分ご留意ください。

 

【費用一覧】

  1. COVID-19の検査結果を待機センターで待つ外国人旅行者に対する業務費用
    (1) 空港から待機センターへの移動費:1人5米ドル(片道)
    (2) 検査費:1人1回100米ドル
    (3) 政府指定待機施設に宿泊し,検査結果を待つ間の滞在費:1人1日当たり30米ドル
    (4) 食費(3食分):1人1日当たり30米ドル
  2. 陽性が確認された乗客と同一フライトに搭乗し,かつ陰性と判定された旅行者に対する業務費用
    (1) 移動費:1人5米ドル(片道)
    (2) ホテル又は隔離センターの滞在費用:1人1日30米ドル
    (3) 検査費:1人1回100米ドル
    (4) 食費(3食分):1人1日当たり30米ドル
    (5) 洗濯・清掃費:1人1日当たり15米ドル
    (6) 医療スタッフ待機費:1人1日当たり6米ドル
    (7) 警備費:1人1日当たり3米ドル
  3. 国立病院でのCOVID-19陽性患者の治療費
    (1) 移動費:1人5米ドル(片道)
    (2) 検査費:1人1回100米ドル(最低4回)
    (3) 入院滞在費:1人1日当たり30米ドル
    (4) 治療・薬剤費:1人1日当たり150米ドル(最大)
    (5) 食費(3食分):1人1日当たり30米ドル
    (6) 洗濯・清掃費:1人1日当たり15米ドル
    (7) 救急医療費:病院の既存の料金のとおり
    (8) その他既存の病気に関する治療費:病院の既存の料金のとおり
    (9) 火葬費:1人当たり1,500米ドル
  4. COVID-19に関連する健康診断書の発行費用
    (1) 検査費:100米ドル
    (2) 健康証明書発給費:30米ドル

以前、規制があった陰性証明書と50,000米ドル相当の保健証明書も引き続き必要とのことです。
また、デポジットの支払方法については、アクレダ銀行とカナディア銀行が窓口に設置され、キャッシュのみ受け付けとのことです。またデビットカードやクレジットカードも一部対応しています。

返金に関しては、未だどのように返金されるかは不明瞭となっており、11日以降の入国者がまだ2週間経っていないということもあり、今後の状況確認次第となります。

今回は、以上といたします。


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株式会社東京コンサルティングファーム  カンボジア拠点
安藤 朋美

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