「貸倒引当金の仕訳」
皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は貸倒引当金の仕訳についてご説明させていただければと思います。
例題19 商社Aは期末における売掛金の回収可能性について検討している。現在200,000$の売掛金を保有しているが、そのうち10,000$に関して、回収できない可能性が高い合理的な根拠を把握している。その可能性は80%と推定している。期末においての処理を明示せよ。
Dr Impairment loss 8,000 Cr Allowance for doubtful accounts 8,000
減損損失 貸倒引当金
貸倒引当金は日本基準とは計上基準が異なるので注意が必要です。IFRSでは貸倒引当金の計上には客観的な証拠が必要です。過去の経験則での処理が難しいので、より厳しくなったといえるでしょう。科目も貸倒引当金繰入額ではなく、減損損失という科目を使用しています。
今週は以上です。