ブラジルの商品・サービスの税込、税抜の考えについて

税務

こんにちは。
東京コンサルティングファーム・ブラジルの田村彩紀です。

今回は、ブラジルの商品・サービスの税込、税抜の考えについてお伝えいたします。

 

突然ですが、ブラジルには、“税抜”の価格表示の考え方がありません。
ブラジルはご存じの通り、1つの取引においても、数から十数の税金がかかわっていきます。
この複雑性も関係して、税込価格の金額のみで考えるのが、慣習としてあります。

なので、例えば、ブラジル企業を中心として取引している取引先とのやり取りをする際に、日本で通常考えていく、税込、税抜の考え方をあまり理解してもらえない場合が生じることもあります。
では、どのように考えていくのかというと、いわゆる、“割戻”の方法を使って、考えていきます。

 

実際のシミュレーションをもとに考えていきましょう。
下記の画像を見ていただけたらと思います。

日本では通常、画像にある、税抜正味販売額(100)を基準にして、税込価格(148.45)を求めることが多いかと思います。
ブラジルの場合は、いくつもの税金がかかわってきますので、初めに、税込価格が決め、税込価格をもとに、各種税金金額を算出するイメージとなります。

そのため、今回は日本の税抜・税込価格表示になれている方向けに、税抜の金額を小数点以下がoになるかたちにしておりますが、ブラジルでは通常、税込価格の金額の小数点以下を0としているケースが多いです。

計算の方法については、青枠の式をまず見ていただけたらと思います。
工業製品税のみ、工業製品税以外の税金を考慮した金額が、課税対象となるため計算方法が別ではございますが、そのほかの税金については、青枠の式で税金を含む金額が算出できます。

税抜正味販売額 / (1 – 各種税金の税率)

にて、算出することが可能です。
一見計算方法がわかりづらいように感じますが、日本と、ブラジルの税金計算の考え方の違いを理解することで、計算方法に納得がいくかと思います。

 

引き続き皆さまにとって有益な情報を発信してまいります。
お読みくださりありがとうございます。

 

株式会社東京コンサルティングファーム・ブラジル拠点
田村彩紀

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