こんにちは。
東京コンサルティングファームブラジルの濱咲克心です。
今週はブラジル中央銀行への外資登録に関して記載します。
外資企業はブラジルへ投資を行う際、必ずブラジルの中央銀行(BACEN:Banco Central do Brasil)へ外資登録を行う必要があります。
これは、外国からブラジルへ送金される外貨、ブラジルから外国へ送金される外貨を全て中央銀行がコントロールすることを意味しています。
手順として、ブラジル中央銀行情報システム(SISBACEN)にて情報システム閲覧用暗証番号、外資登録番号(RDE-IED: Registro Declaratorio Eletronico – Invenstimento Externo Direto)を取得し、定款で規定した資本金額を外貨送金します。
外資登録はブラジル中央銀行による事前の審査などは行われず、単なる作業的な処理で登録が完了します。
外貨で払い込んだ資本金がブラジルへ着金すると、ブラジルレアルへ両替し、SISBACENを通して資本金として登録する必要があります。
この際に現地法人の法定代理人(Legal Representaitve)が、送金目的と金額の妥当性を市中銀行へ説明する必要があります。
以上
濱咲克心