こんにちは。
東京コンサルティングファームブラジルの濱咲克心です。
今週はカナダとメルコスール間での自由貿易協定に関するニュースを記載します。
ブラジルカナダ商工会議所が主催したイベントにて、ブラジルとカナダ間における貿易関係の現状が発表され、将来自由貿易協定が結ばれた場合、例えば農作物など、ブラジル製品がカナダへ輸出されることによって、ブラジルに大きな恩恵を与えることになるであろうと発表されました。
今後も、メルコスール(南米南部共同市場)とカナダ間では、例外を設けず、幅広い範囲で交渉に及んでいくとの事であり、また、その他産業部門、自動車業界、輸送機器業界、なども前向きに検討しているとしています。
また、ブラジル外務省の話では、今後、ブラジルがカナダとの二国間での協議を行うことに興味を示しており、「2018年10月頃にカナダ政府の代表者との会合を検討している」と述べています。
一方、サンパウロのカナダ総領事館によると、国際協定に関する議論は、諸国の発展にとって不可欠であるとし、こちらも相互の協定締結へ向けて前向きな姿勢を見せていると言えます。
カナダメルコスール間にて自由貿易協定が締結されれば、今後、カナダへのブラジル製品輸出が一気に拡大することが期待できますので、今後の展開に注目していきたいと思います。