こんにちは。
東京コンサルティングファームブラジルの濱咲克心です。
今週はEFD Reinf(SPEDシステム)に関して記載します。
新しい税務申告システムのスタートとなりますので、しっかりと事前準備を行い、
対応に遅れが出ないようお気を付けください。
2018年3月、ブラジル国税局はNormative Instruction RFB No. 1.767/2017に基づき、
EFD Reinfと呼ばれる新しいシステムを始めるとし、E-Socialを補完する役割を持っています。
このシステムは、所得額や源泉税額、納税者の社会負担金額を当局に知らせることを目的とし、
DIRFやGFIPといった他のシステムで要求されていた情報を集約することによって、
将来的には、PIS,COFINSの計算に用いられていたモジュール、
EFD-ContribuiçõesがこのEFD Reinfに置き換えられることなります。
(EFD-Contribuiçõesの一部機能は残りますが、DIRFやGFIPはすべての機能が早ければ来年以降、置き換えられる予定となっています。)
スタート時期は以下の通り、2つに分かれています。
・2018年5月スタート:2016年度の売上がBRL78百万を超えている場合
・2018年11月スタート:2016年度の売上がBRL78百万以下の場合
なお、このシステムは月次申告となり、該当月は翌月15日までに申告する必要があります。
以上