バングラデシュの源泉税

税務

バングラデシュにも他国と同様、脱税が発生しないよう源泉税が存在します。英語ではTax Deduction at Sourceと表現され、一般的には頭文字をとってTDSと呼ばれています。バングラデシュには37種類の源泉税対象費目が存在し、給与やロイヤルティ、配当、オフィス賃貸・家賃、輸出取引等、様々なカテゴリーに定められています。また、その税率は、カテゴリーごとに定められています。

 

源泉税の納付期限は、支払日より21日以内と定められています。Income Tax Ordinanceでは、源泉税の支払義務は、サービスを受けた側、もしくは支払い側にありますが、実務上は契約書上で、源泉税の納税者を定めてあるケースもあります。また、源泉税額は銀行で納めることになりますが、その際にChallanという納付書をもっていきます。この原本については、契約書上で別途納税者についての定めがあった場合でも、税務調査があった場合に備え、法律上の納税者が保管しておくことが好ましいとされています。

 

 

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