バングラデシュの主要産業について(第1位アパレル・縫製産業)

 

バングラデシュは、中国に続く世界第2位のアパレル製品の輸出大国です。バングラデシュのアパレル業界の伸び率は、毎年右肩上がりでバングラデシュの輸出産業を支える重要な産業であると言えます。そのアパレル産業は、停滞することなく、2018年7月から始まる今年度(バングラデシュの事業年度は7月~翌年6月末)も好調なスタートを見せています。2019年1月における輸出額は、36億8千万USDで対前年同月比の7.92パーセントの上昇を見せています。2018年7月~2019年1月までの7か月間で2017年7月~2018年6月までの1年間よりも約13パーセント上回る241憶USDの輸出額となっています。

 

バングラデシュの輸出品目別輸出額第2位の革製品では、2018年7月~2019年1月までの7か月間では2017年7月~2018年1月の同期間対比で約12パーセントの下落で約6億3千万USDとなっています。

バングラデシュでは、上記の2つの産業以外にも下記のような輸出品目がありますが、2018年7月~2019年1月の期間における輸出額はいくつかの産業においても減少傾向にあります。
・食用えび(インドの豊富なバナメイエビ産業に押されている。)
・加工食品
・家具
・ドライフード
・野菜果物
・スパイス、香辛料

 

一方で、バングラデシュで輸出額が上昇傾向にある輸出品目は下記のとおりです。
・石油
・医薬品
・プラスチック製品
・紙製品
・綿、綿製品
・靴下を含む履物

2018年7月~2019年1月の縫製産業の例年以上に好調のため、今後もさらなる輸出額の拡大が期待できそうです。

以上

 

 

 

Tokyo Consulting Firm Limited
齋藤かおり


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