【バングラデシュ労働法】3種類の有給休暇制度と未消化分の買い取りルール

皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループバングラデシュ拠点の塚田 涼太です!

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

さて、今回は「【バングラデシュ労働法】3種類の有給休暇制度と未消化分の買い取りルール」についてお話していこうと思います。

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【バングラデシュ労働法】3種類の有給休暇制度と未消化分の買い取りルール

皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループバングラデシュ拠点の塚田涼太です!

いつもブログをお読みいただきありがとうございます。

今回は「バングラデシュ労働法】3種類の有給休暇制度と未消化分の買い取りルール」について説明いたします。

バングラデシュの労働法では、主に「Casual Leave」「Sick Leave」「Annual Leave」の3種類の休暇が定められています。

本記事ではそれぞれの取得条件や繰り越し、買い取りルールについて解説します。

 

 バングラデシュの休暇制度一覧

1. Casual Leave(私用休暇)  

急な私用・冠婚葬祭・家庭の都合など「緊急な事情」に対応するための休暇です。

年間10日間の有給休暇を取得する権利を有します。翌年度への繰り越しはできません。(バングラデシュ労働法第115条)

2. Sick Leave 

ごく一部の職業を除き、年間14日の総支給給与を受領し病気休暇を取得する権利です。翌年度への繰り越しはできません。

(バングラデシュ労働法第116条)原則として労働者は、休暇取得時にかかりつけ医からの証明書が必要です。

3. Annual Leave 

1年間継続勤務した成人労働者は、18日勤務ごとに1日(1年につき16~17日)の有給休暇を取得することが可能です。(店舗、商業・工業事業所、工場、

または道路運送事業所の場合)(バングラデシュ労働法第117条(1))労働者は翌年度以降への繰り越しが可能です。

ただ、工場または道路運送事業所の場合40日、茶園または店舗、商業・工業事業所の場合60日と設定されています。(バングラデシュ労働法第117条(4))

労働者からの要望があれば、雇用者は有給休暇の買取をする必要があります。

年に1回、保有日数の半分まで買い取り上限となります(バングラデシュ労働規則第107条(2))。

なお、買い取り時の計算ベースは基本給ではなく、総支給額(Gross Wage)となる点に実務上注意が必要です 

 

休暇制度比較表

年間付与日数 主な取得目的・条件 翌年度への繰り越し(可否・上限) 有休の買取(キャッシュアウト)の可否・条件 根拠法令・規則
Casual Leave(特別休暇・私用休暇) 年間10日 急な私用、冠婚葬祭、家庭事情など緊急対応目的の有給休暇 不可(翌年度への繰越なし) 原則なし(法令上の買取規定なし) バングラデシュ労働法 第115条
Sick Leave(病気休暇) 年間14日 病気・療養目的の有給休暇。原則として医師(Medical Practitioner)の証明書提出が必要 不可(翌年度への繰越なし) 原則なし(法令上の買取規定なし) バングラデシュ労働法 第116条
Annual Leave(年次有給休暇) 継続勤務1年後、18日勤務ごとに1日(店舗・商業・工業事業所・工場・道路運送事業所の場合、年間約16~17日相当) 一定期間継続勤務した労働者が取得可能な年次有給休暇 (工場・道路運送事業所:最大40日、茶園・店舗・商業・工業事業所:最大60日) 。労働者の要望がある場合、雇用者は買い取り対応が必要。年1回、保有日数の半分まで 労働法 第117条(1)(4)、労働規則 第107条(2)

 

 よくある質問(FAQ) 

Q買取金額の計算ベースは基本給ですか?

  1. いいえ、総支給給与(Gross Wage)となります。 

 

今回は「【バングラデシュ労働法】3種類の有給休暇制度と未消化分の買い取りルール」について解説しました。

実務上、日系企業ではSick Leave取得時にローカルスタッフから医師の診断書が提出されないケースが散見されるため、就業規則で運用ルールを明確化しておくことが重要です 

 

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