ベトナムの人材の採用

労務
 こんにちは、ベトナム、ハノイ駐在員の浅野です。
 今回のブログは、ベトナムの人材の採用についてです。
 日系企業がベトナムに会社を設立した後、活動規模に応じて、現地労働者を募集する必要が出てきます。
 ベトナムにおいて現地スタッフの募集を行う場合には、日本と同様に募集要項を掲示し、書類選考や面接を経て、採用を行います。ベトナムでもいくつかの求人用のインターネットサイトがあり、多くのベトナム人はこちらのサイトを通して企業に応募をしたり、知り合いのコネクションをたどって応募をするケースもあります。また、徐々に人材紹介会社を通じて企業への応募を行うケースが多くなっています。また、新聞の紙面での募集活動も盛んです。
 工場のワーカーを募集する場合は、工業団地の入り口にワーカー募集用の掲示板が設置されており、こちらの掲示板を利用することが一般的です。企業によっては、ベトナムの地方政府に直接働きかけ、優秀なワーカーを紹介してもらうということを行っている場合もあります。
 ベトナムにてインターネット、新聞又は掲示板等の媒体を利用して募集を行う場合の注意点としては、求人情報として提示した必須の職務能力や職務経験等を無視して用件を満たさない求職者による応募が多いことです。基本的に求職者は自身が用件を満たさないことを理解した上で万が一受かればよいという姿勢で応募してきます。よって、書類選考の段階での精査が必要となり、非常に多くの労力をさかなければならなくなります。人材紹介会社を利用する場合には、求める人材をピンポイントで紹介してもらえるため、煩雑な書類選考を行う必要がないというメリットがあります。会社の状況に合わせて求人媒体を上手に選んでいく必要があります。

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