ベトナムの雇用情勢

こんにちは、ホーチミン駐在員の嶋です。
ベトナムの雇用情勢についてですが、一言で言うと二極化しているということが言えます。優秀な人材は引く手があまたであり、そうでない人材はなかなか職に就くことが難しいです。ベトナム人から人気のある企業としては、外資系、または大手のベトナム企業などがあげられます。
外資系で働くためには、語学はできるのは当たり前であり、その語学で何ができるか、新卒なら何を専攻していたが重要となります。特に若い世代は、英語を話せる人材が多いので、英語が話せるだけでは差別化することが難しくなります。また、大手のベトナム企業で働くためには、コネが必要なことが多いです。とくに大手国営企業に入るためには、多くの場合、コネがモノを言います。
また、世代間によっても、雇用情勢が二極化しております。全体では、4.5%ほどとなる失業率も、15歳から24歳の若い世代では、その率が3倍以上になります。これらの世代の失業者数が国全体の半分近くを占めています。ベトナムでは、毎年人口が100万人増加し、労働人数も50万人ほど増えていると言われています。今後、この二極化がさらに進む可能性があります。

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