外国人の不動産物件の購入に関して

労務
こんにちは、ベトナムのハノイ駐在員の浅野です。
今回のブログでは、外国人の不動産物件の購入に関してご説明します。
ベトナムでは土地は政府の所有とされ、ベトナム国民及び外国人が所有することはできません。しかし、ベトナム国民は、政府より土地の永久使用権を貸与され、土地を実質的に所有することができます。
土地の永久使用権を貸与されたとしても、例えば国策上ある土地が必要となった場合、経済的な補償をした上で永久使用権を返却させ、政府は土地を使用することができます。
外国人の物件の所有及び使用に関しては、永久土地使用権を有するベトナム国民(企業)より、賃借するか、最長50年までの土地の使用権を付与され、土地及び物件の使用することになります。
外国人の物件の所有に関しては、2009年1月1日より外国人の物件の使用権の購入が認められる法令が発効しています。この法令によるとある一定の条件を満たす外国人は、70年間の物件を使用することができます。
しかし、対象の外国人に制限があるため、現状では外国人が購入しているという事例は少なく、ケースとしてベトナム人と結婚している外国人が配偶者名義を使って物件の使用権を購入するといった例がほとんどだということです。

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