【トルコ編】日本×トルコの取引

 

こんにちは。東京コンサルティンググループトルコ支社の吉田瞬です。

先週はトルコの貿易相手国について、輸入・輸出のセクション毎に紹介させていただきました。
「貿易関連ブログ」最終回となる今週は、日本とトルコの取引一点のみにフォーカスして見ていきたいと思います。

 

日本とトルコの取引は近年も継続して伸びていますが、輸出入共にまだまだ全体に占める割合は少ないのが実情です。昨年2018年の国別輸出入取引額ランキングを見ると、日本は輸入相手国としては13位で輸入額は約41億2,400万USドル、輸出相手国としては58位で輸出額は約4億7,900万USドルと、大幅な日本の輸出超過である点は依然として変化がありません。

 

【トルコ 対日本取引額推移】*トルコ統計局データを参照に作成 (単位 : 1,000USドル)

2014年 2015年 2016年 2017年 2018年
輸入 20位 15位 13位 15位 13位
 3,199,915  3,140,055  3,943,604  4,281,472 4,124,236
輸出 60位 64位 63位 60位 58位
375,472 334,814    354,380 411,531 479,373

日本からの輸入額は、過去5年間の間だけでも約10億USドル弱の伸びを記録しています。
一方輸出に関しては、取引額ランキングにおいて日本は60位前後に留まっており、輸入額と比較してまだまだ輸出額が少ないことが日本の輸出超過に繋がっていると考えられます。取引額としては2016年以降再度上昇に転じており、今後の二国間関係が注目されるところです。
貿易取扱品目の構造としては、日本は主に機械機器を輸出し、トルコからは食料品やアパレルなどの繊維製品を輸入しています。

 

トルコ政府は現在、「Vison2023」を掲げ、2023年(共和国建国100周年)までにあらゆる分野での目標達成に向け国家の運営を行っています。経済分野においても、世界第10位の経済規模及び輸出額5,000億USドルという目標を掲げています。これらの目標達成に向けて先ずは2023年までの数年間、トルコ経済がどのように変化していくのか、注視していく必要があるのではないでしょうか。

 

今週は以上となります。
次週も引き続きトルコ進出に関わる情報を発信させていただきたいと思います。

弊社では、トルコに関するご相談も承っておりますので、ぜひお気軽にご質問いただくか、オフィスまでお越しください。

最後までお読みいただきありがとうございます。

 

 

東京コンサルティングファーム・トルコ拠点
吉田瞬

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参考資料

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