トルコにおけるM&A の動向

こんにちは
トルコ駐在員の高津です。

今週はトルコにおけるM&A の動向について記載していきます。

 

近年、トルコの経済発展は目覚ましく、以前に比べインフラ、労働力等の投資環境が整備されているうえ、EU圏や中東などと隣接しているため、外国企業の一大集積地となっています。また、その優位性を活かすため、多くの外国企業がトルコ企業に対し、M&A取引を検討するようになりました。

しかし、トルコにおけるM&A取引件数はまだ多くはありません。次のグラフは、1999~2018年の間に、トルコで行われたM&Aのうち、公表されている件数と金額を表したものです。
2018年の総M&A件数は約101件となっており、公表されている先進国の総M&A件数(アメリカで約1万件、イギリスで約3,000件、日本で約1,800件)と比較すると、かなり少ないといえます。
2015年頃まではトルコ経済の調子もよく年間360件近くのM&Aが行われていましたが2016年以降トルコでの情勢不安や政治リスクが高まったことでM&A件数は件数、金額ともに大きく減少しました。しかし2018年以降徐々にM&A件数が増加する傾向にあります。

以上です。
今週も、どうぞよろしくお願い致します。

 

東京コンサルティングファーム トルコ拠点
高津 幸城

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