こんにちは、トルコ駐在員の高津です。
今週のブログはトルコでの証券市場について書かせて頂きます。
1986年に取引を開始したイスタンブール証券取引所(ISE)には、現在は、ナショナル・マーケット(一部)、セカンド・ナショナル・マーケット(二部)、ニュー・エコノミー・マーケット(新興市場)の3市場があります。設立当初の上場企業は80社でしたが、2013年8月時点で353社までに増加しています。
マーケットは、外国人投資家に対して開かれています。キャピタル・ゲインに対する課税を撤廃(ただし1年以内の取引に関しては15%を課税)したり、配当収入の送金を自由化するなど、外国人投資家の証券売買の自由化を積極的に行ってきました。そのため、国内投資家と同等の取引を行うことが可能なため、外国人投資家による取引が多いのが特徴です。
トルコの証券市場はエジプトなど周辺国のモデルとなる一方で、企業の業績、グローバルな資金の動き、内政動向で株価が大きく変動するため、投機的と見られる傾向が強いといわれます。
以上となります。
今週も、どうぞよろしくお願い致します。
高津 幸城