
サワディーカップ!タイの関口です。
今回はタイ人の日本への観光ビザが免除されることが決定したことについてまとめてみます。
6月11日に日本政府は、観光立国推進閣僚会議を開いて、外国人観光客の日本訪問を増やすことを目的にタイとマレーシアからの旅行客に関しては、今年の夏までにビザを免除する方針を決定しました。
これまでタイ人が観光目的で入国する場合にはビザを取得する必要がありましたが、この手続を経ることなく日本に入国することができるようになるため、いままで以上に日本が身近な国になることになります。
ところで、このブログをお読み頂いている方の多くは日本人と思われますが、日本のパスポートを持っている場合にどれくらいの国と地域にビザ免除で入国することができると思いますか。一方、日本がビザを免除している国と地域はどれくらいあると思いますか。
正解は、日本のパスポートを持っている場合にビザ免除で入国できる国と地域はおよそ153。一方、日本がビザ免除をしている国と地域は61となっています(注1)。
ビザを免除することによる観光客の増加といったメリットとともに、そのデメリットとして不法就労者が増加してしまうのも事実だと思われます。一例として、ニュージーランドはタイ人の不法就労者の増加でビザ免除を取り消したという事実もあります。
政治的な判断を適切に行って頂き、日本のすばらしさを多くの外国人の方に見て頂きたいと願います。
(注1)日本人のビザ免除は、2013年1月の情報。日本がビザ免除をしている国と地域は、2011年5月時点の情報をもとに作成しています。
(以上)