タイの人事評価制度は日本と同様か?

みなさんこんにちは。東京コンサルティングファーム タイ事務所の長澤です。

タイに進出し、事業が軌道に乗れば乗るほど、あるいはその過程で必ず問題となるのが社員の評価と給与決定です。今回は、タイにおける人事評価の特徴を取り上げます。

Q.タイにおける一般的な人事評価制度、昇給の特徴はどのようなものでしょうか。

A.タイでは、職務態度や勤怠など、いわゆる情意による評価と勤続年数による昇給が一般的です。最近では、欧米企業を中心に成果主義を導入している企業もみられ、日系企業でも導入するケースが増加してきています。
また、絶対評価、相対評価の用い方は日本と同様に、一次評価を絶対評価で行い、二次評価以降で補正を目的として相対評価をする(部門間の調整等)ことが多くなっています。

能力給、役職給、手当は皆勤手当を支給するのが一般的ですが、手当を多数つけることは一般的ではありません。つける目的を考慮し、検討する必要があります。皆勤手当は、傷病休暇を多用することを防ぐ目的で付けるケースが多くあります。

昇給は給与総額に昇給率を乗じるのが一般的です。職種ごとの昇給率を定めていないケースが多いため、企業への貢献度合いに関わらず、勤続年数に応じて昇給してしまう弊害があります。

また、12月決算が多いタイでは、評価スケジュールは以下のものが多くなっています。

以上

東京コンサルティングファーム 長澤 直毅

 

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2019-10-23

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