駐在員に係る就労ビザ(9G)の取得手続き

法務

こんにちは、フィリピン駐在員の大橋です。

今週のブログは、前回に続き、駐在員に係る就労ビザ(9G)の取得手続きをお伝えします。

9Gビザの取得には、一般的に3~4ヶ月の期間を要します。

具体的な各種手続きと期間は以下の通りとなります。

【9Gビザの取得手続】

①必要情報の収集・作成-約1週間

②労働局における外国人労働許可書(Alien Employment Permit)の申請・取得-約3週間

③移民局におけるProvisional Working Permitの申請・取得-2週間

④移民局における9Gビザの申請-1日

⑤書類のレビュー、面接日の設定-2~3週間

⑥移民局における面接、指紋採取、写真撮影-1日

⑦移民局における就労ビザ、外国人登録証(ACRカード)の取得-1~2週間

また、9Gビザ申請書類の作成にあたり、準備すべき必要情報は以下のようになります。

・最新の法人税申告書のコピー(設立直後の場合は不要)

・最新の監査済み財務諸表のコピー(設立直後の場合は不要)

・最新の地方自治体の事業許可証のコピー

・最新の年次報告書のコピー

・SEC登録書のコピー

・定款、付属定款のコピー

・9Gビザ申請者と現地会社との雇用契約書

・9Gビザ申請者の履歴書

・9Gビザ申請者のパスポートコピー

・9Gビザ申請者の顔写真(背景は白色)

・9Gビザ申請者の戸籍謄本(独身者の場合には不要。)

次回、就労ビザ取得における注意事項を見ていきたいと思います。

また、2017年9月より弊社フィリピン本の第2版が、出版されました。

上記のようなフィリピンへの進出実務を最新の情報にアップデートすると共に、弊社フィリピン拠点における6年間のコンサルティング実務の経験を盛り込んでまとめ直したものとなります。

中でも本著はフィリピンの基本的な投資環境から、設立、法務、税務、会計、労務、M&Aに至るまでフィリピンでのビジネス展開に必須な情報を網羅的に収録していますので、

是非、本屋又は弊社宛にお問合せ頂き、手に取っていただけますと幸いです。

以上、今週もどうぞよろしくお願い致します。

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