こんにちは、
Tokyo Consulting Firm Philippineの近石 侑基です。
今週のブログでは、合併の手続きについてご説明致します。
合併を行う当事会社は、取締役会決議において合併計画を承認します。
合併計画には、合併条件や合併方法、定款の変更などを定めます。
なお、合併の対価については定めが無い為、金銭や存続会社の親会社の株式(三角合併)を対価とすることも考えられます。
その後、株主総会の特別決議において決定をします。この株主総会の決議において、合併に反対する株主は、自己の保有する株式を正当な価格で買い取ることを請求することができます。
特別決議を経た後に、合併契約を作成し締結します。
合併契約を証券取引委員会(SEC)に提出し、証券取引委員会から会社法に違反しないことについての証明書の発行を受けることで合併の効力が生じます。
フィリピンの会社法では、日本と同様に吸収合併及び新設合併の両方を認めており、さらに合併の効果も日本と同様です。
被合併会社の資産や負債など全ての権利義務が個別の移転契約無しに存続会社へ引き継がれるため、合併を行う際には、被合併会社の未コンプライアンス事項や財務内容についてしっかりと確認しましょう。
今週もどうぞよろしくお願い致します。
弊社では、フィリピン進出から進出後の会計、税務、人事および労務まですべて対応しております。
お気軽にお問い合わせください。
【 Wiki-Investment 】
~ 『海外投資の赤本シリーズ』、待望のデータベース化! ~
海外進出の対応国数30か国! ビジネスサポート企業数550社以上!!
新興国を中心に海外ビジネス情報(会計、税務、労務、基礎知識、設立、M&Aなど)をまとめたデータベース!
各国のビジネス基礎情報に加え、最新の法改正やアップデートについて、逐一更新しております!
以下、URLより無料会員登録(24時間お試し)も可能ですので、ぜひご覧ください!
URL:https://www.wiki-investment.jp
東京コンサルティングファーム フィリピン・セブ拠点
近石 侑基
TOKYO CONSULTING FIRM PHILIPPINE BRANCH
Unit 801, 8th Floor Bank of Makati Building, Ayala Ave.
Extension Cor. Metropolitan Ave., Makati City
TEL: +632-869-5806 / -5807
※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTOKYO CONSULTING FIRM PHILIPPINE BRANCH)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください