みなさんこんにちは、本日はフィリピンの教育体制についてお話したいと思います。
■教育システム
フィリピンの教育システムは、今まで初等教育6年、中等教育(日本の中学校、高校に相当)4年、高等教育(大学)4年の6・4・4制と日本より2年間短くなっていましたが、2011年度より幼稚園の義務化、カリキュラムの強化、法整備などを通して、2016年にシニア・ハイスクールの導入を進めています。これらの取り組みは、国連の持続可能な開発目標(SDGs)「質の高い教育」の達成に近づくために、フィリピンが取り組んでいるプログラム「K-12制」です。フィリピン国民の基礎学力の低下や失業率の増加というフィリピンの現状に加え、海外の大学では一般的に12年間の基礎教育を条件としているため、海外との格差の改善を目的として取り組んでいます。
また、公教育の全段階で公用語である英語とフィリピン語の2言語による教育が実施されており、初等中等教育では主に理数系の科目は英語で、文科系の科目はフィリピン語で授業が行われています。高等教育は、主として英語で行われていて、更に、貧困等の理由により学校教育を受けられない人を対象としてノンフォーマル教育が実施されています。
ノンフォーマル教育とは、学校に通わない全国の青少年及びその他のフィリピン人に対し、読み、書き、計算等の基礎教育と職業訓練等のプログラムを提供することにより、学業水準の向上や生活水準の改善を図る制度です。
お読みいただきありがとうございました。
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