皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループフィリピン拠点の古谷 桃可です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「最低法人所得税の税率について」についてお話していこうと思います。
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【最低法人所得税のMCITについて】
フィリピンの内国歳入庁でああるBIR(Bureau of Internal Revenue)からRevenue Memorandum Circular No.36-2024が発行されました。
今回は、最低法人所得税のMCIT(Minimum Corporate Income Tax)で使用する税率について再度通達されています。
MCIT*の税率はこれまで2%でしたが、新型コロナウイルスの流行により多くの企業に財務的な影響をもたらしたことを懸念し、2020年7月1日~2023年6月30日の期間は税率が1%に引き下げられていました。 *課税年度末時点で総所得(売上から原価等を控除)から2%を乗じる
そして、会計年度末が12月の企業は、2023年の法人所得税申告が2024年4月15日にせまっています。
2023年度は年内にMCITの税率が変更しているため、多くの企業で計算方法の混乱が起きているようです。2023年1月1日~6月30日までは1%、2023年7月1日~12月31日までは2%となります。
そして、この税率を使用して12カ月に分けて平均値を算出します。
この計算結果は、会計年度の月によって異なりますので下記表をご参照ください。
会計年度末 | MCIT(2%/1%) | 会計年度末 | MCIT(2%/1%) |
2023年7月31日 | 1.08% | 2024年1月31日 | 1.58% |
2023年8月31日 | 1.17% | 2024年2月29日 | 1.67% |
2023年9月30日 | 1.25% | 2024年3月31日 | 1.75% |
2023年10月31日 | 1.33% | 2024年4月30日 | 1.83% |
2023年11月30日 | 1.42% | 2024年5月31日 | 1.92% |
2023年12月31日 | 1.50% | 2024年6月30日 | 2.00% |
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