皆さんこんにちは。
東京コンサルティングファーム、フィリピン・マニラ支店の上原です。
本日は、実際の弊社のお客様より頂いたご質問を皆様にご紹介したいと思います。
Q1.Lending companyとFinancing companyにはどういう違いがあるのか?
A1.上記二つはどちらも消費者金融業向けの事業形態ではございますが、フィリピンにおいてはその規制や事業方針につき明確な違いがございますので、以下をご参照ください。
・Lending company
基本的に個人向け貸付のみ認められる
自己資本または19人以下の投資家からの資金でのみ貸付
外国資本49%まで
最低資本金1millionペソ(現地法人)
会社名にLending companyという文言を含めなければならない
・Financing company
あらゆる対象に貸付やリース、ファクタリングなど、幅広い活動が認められる
外国資本60%まで
最低資本金10millionペソ(現地法人)
準銀行のような活動がBSP中央銀行より認められる
債券や証券の発行も可能
尚、外国資本参入が40%を超える場合、どちらの事業形態でも最低資本金は20万USD(約10millionペソ)になります。
この他にも細々とした違いは見受けられますが、以上の違いを抑えておけば問題はないかと存じます。
上記事業会社の設立は通常の会社設立と異なり、1年~1年半以上かかることが想定されますので、ご注意ください。
上記形態でフィリピン進出をお考えの方で、具体的な進出スキーム、手続き、その他規制などでお困りでございましたら、是非弊社までご相談ください。
弊社フィリピン人弁護士、フィリピン人公認会計士、日本人駐在員にて全力でサポートさせていただきます。
本日は以上となります。
このブログがフィリピンや日本、世界でご活躍される実業家の皆様の一助となれば幸いです。
今週もどうぞよろしくお願い致します。
弊社では、フィリピン進出から進出後の会計、税務、人事および労務まで
すべて対応しております。
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