フィリピン人の英語力について

こんにちは、フィリピン駐在員の井本です。

さて、これまで優遇税制や投資規制に加え、労働法についても見ていきました。したがって、内容として少し硬いものが続きました。今回は少しそのような法律から離れ、一般的な情報をお伝えしたいと思います。フィリピンの英語力についてです。
フィリピンの英語はインドなどと比べると訛が少なく、意思疎通が図りやすい、という話を聞くことがあると思います。また、親日的でもあり、近年ではVIP(ベトナム、インドネシア、フィリピン)という略称で、中国に次ぐ投資先としてビジネス雑誌に紹介されていたりします。しかしながら、行ったことのない方、フィリピン国籍の方とお知り合いでない方からするとイメージが沸きにくいと思います。今日の私の投稿がお役に立てば幸いです。

フィリピンは、フィリピン語(タガログ語)と英語を母国語として法律で定めています。彼らの英語力はTOEICでは平均して750前後であると、実務上言われています。TOEICのProficiency Level Bは、735~855とされており、「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」スコアとされています。フィリピンの750はここに位置しており、総じてビジネスは英語だけで行うことができます。

もう1つ、2012年4月27日付けのローカル紙フィリピンスターからの記事です。
本紙はヤフーニュースからの記事を引用しており、フィリピンが調査対象となった76の国の中でもっとも優れていると報告しています。また、フィリピンの人口はインドの10分の1にも満たないのに、コールセンター産業では40万人が雇用され、雇用者数はインドよりも5万人以上多いということを報じています。これもまた、1つ、フィリピン人の英語力の高さを証明する事実かもしれません。

さて、終わりにこのニュースで紹介されているトップ10とワースト10をご紹介いたします。残念ながら、日本はワースト10に近いと報じられています。

10 Best Countries:
Philippines, Norway, Serbia, Slovenia, Australia, Malaysia, India, Lithuania, Singapore, Canada
10 Worst Countries:
Armenia, Cote d’Ivoire, Taiwan, Honduras, Columbia, Chile, El Salvador, Saudi Arabia, Israel, Brazil

参考URL
http://ph.news.yahoo.com/ph–world-s-best-country-in-business-english.html;_ylt=Ar.0lQbeHUG7JwI6vLcTSVjiV8d_;_ylu=X3oDMTNqNW1lZWZtBGNjb2RlA2N0LmMEcGtnAzQwNjc4ZjQ1LWI0YjgtMzA1Yy1hNzc0LTA5NjNmYzgxYTRjOQRwb3MDMQRzZWMDbW9zdF9wb3B1bGFyBHZlcgM0MTA4ZGQzNC04ZWFhLTExZTEtYmUxZi03MTMwM2ViNDI4YmU-;_ylg=X3oDMTFvODFoMGdmBGludGwDcGgEbGFuZwNlbi1waARwc3RhaWQDBHBzdGNhdANob21lBHB0A3NlY3Rpb25zBHRlc3QD;_ylv=3

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