eFPSについての基礎知識

税務

みなさんこんにちは!

東京コンサルティングファーム・フィリピン支店の古谷桃可です!

今回は、税金の申告や納付をオンライン上で一貫してできるeFPSについてご紹介していきます。

eFPSとは、Electronic Filing and Payment System の略称で、BIR(Bureau of Internal Revenue)日本でいう国税庁により運営されているシステムのことを指します。

こちらでは、オンライン上での税金の支払いや申告などが行えます。

eFPSのサービスは2001年8月3日にBIRより公表され、ペーパーレスのシステムとして多くの企業が利用しています。

特色としては、インターネットバンキングサービスに繋げている銀行口座からいつでもどこでも税務申告と支払いが出来る便利さです。

eFPSのサービスを使用するには、以下の手順での登録が必要となります。

a.) BIRの税金を払うためのオンラインシステム(BIR-Integrated Tax System)に登録されている必要があります。

*これについては、既にBIRへ会社登録が済んでいれば自動的にISTも登録されています。

b.) 次に、会社の代表者による eFPSへの登録や書類提出のための役員を2名認可するという証明書を意向表明書と一緒にBIRへ直接提出します。

c.) そして、eFPSへのオンライン登録を完了させます。

d.) 最後に、eFPSによる電子支払いが可能な銀行(eFPS-AAB*)への手続き、支払対象の税項目について報告します。

*BPI,RCBC,BOCなどの認可済みの限られた銀行のこと。詳しいリストは以下のリンクを参照)

https://www.bir.gov.ph/index.php/list-of-authorized-agent-banks.html

上記手順c)のオンライン登録方法は以下になります。

ステップ1:BIRの公式サイト(www.bir.gov.ph)へアクセスします。

ステップ2:eFPSのアイコンをクリックし、ホームページへ飛びます。

ステップ3:eFPSのログインページから”Enroll to eFPS”を押し、必要事項を記入のうえ”Submit”を押します。

上記の手順を終えると、登録申請が受理されたかを示すポップアップ画面が出ます。

あとは、BIRからの登録完了メールを待つのみとなります。BIRからの登録が完了したかの通知は約3~10営業日ほどで届きます。

*注意として、登録申請時のユーザーネーム、パスワード、チャレンジクエスチョンは他人にばれないよう大切に保管をしてください。

*本サービスへの登録と利用には一切追加の料金はかかりません。

eFPSへの登録は基本的には任意となりますが、下記項目に当てはまる納税者は登録が義務となります。

・BIRのTaxpayer Account Management Program (TAMP)の納税者

・BIR-ICCとBIR BCC の確保を義務付けられている輸出入企業

・国家行政機関

・財政的インセンティブを享受している企業

・上位5,000以内の個人納税者

・払込資本金が1000万ペソ以上の企業

・CAS(Computerized Accounting System)の認可を受けている企業

・政府のプロジェクトに携わる企業

・上位20,000以内の民間企業

・保険会社や証券会社 等

また登録後、すべての企業はeFPSによって確定申告などの手続きをする必要があります。万が一、申告の失念・不備があった場合、以下のペナルティが課せられます。

・1,000~50,000ペソの罰金

・加えて、支払う年額税金の25%の追加料金と12%の利息が課せられます

・その他に、RDOs (Revenue District Office)により非申告者はBIR監査(Priority Audit Program)に加えられ、書類提出の有無や税務調査等の厳しいモニタリングを受けることになります

このように、フィリピンでは税務関連の規則が厳しくペナルティの内容も重いことが多くあります。

そのため、企業の税務関連の管理体制は不意な出費を防ぐためにも重要といえます。

最後までお読みいただきありがとうございました!

〈参考文献〉

https://efps.bir.gov.ph/eFPSFAQ.html#overview01

http://reliabooks.ph/who-are-mandated-to-file-and-pay-through-efps/

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