フィリピンにおける庶民のオンライン決済の普及状況

その他

東京コンサルティングファームの向山です。

今回は

フィリピンのキャッシュレス決済の現状について

ご紹介させていただきます。

新型コロナウイルスの蔓延により世界中で普及が劇的に加速したキャッシュレス決済ですが、

発展途上国のフィリピンはどうでしょうか?

基本情報として、フィリピンではコロナ禍前の状況として、キャッシュレス決済を行うにあたり必須だと多くの方が認識をされる、銀行口座やクレジットカードの保有率は

日本などの先進国と比べて圧倒的に遅れをとっていました。

2021年12月のフィリピン中央銀行(BSP)の情報によると

このコロナ禍によるキャッシュレス決済の促進に伴うプロモーションにより元々29%だった成人における口座保有率が53%まで上昇したようです。

(23年には70%まで普及させていくとの予想)

また、日本でも見られる小売業を中心としたキャッシュレス決済の普及については、2013年に1%だったのに対し、2020年には20%を超えるまでになりました。

中央銀行によると今後は労働省や交通省と手を取り合い賃金や運賃のオンライン決済も進め、更に身元確認システムを充実させていくことで口座所有率も高めていく方針が発表されています。

日本のキャッシュレスサービス”PayPay”に該当するものとして、”G-CASH”や”PayMaya”というシステムが特に一般的になっておりますが、

こちらは独自の会社が手掛けているものではなく、

それぞれ、フィリピンの大手の通信会社が開発したシステムになります。

携帯電話や、インターネットネット回線の支払いに加えて、水道代などの公共料金やオンラインショップの決済方法の一つとして選択できることから多くのフィリピン人に利用されています。

銀行口座がないフィリピン人も、コンビニやショッピングモールのカウンターで残金をチャージできるのも便利ですね。

赴任で渡航される際は是非利用してみてください。

以上

少しでもご参考にしていただけたら幸いです。

向山

参考文献

PHILSTAR

https://www.google.com/amp/s/www.philstar.com/business/2021/12/23/2149546/over-half-pinoy-adults-now-bank-accounts/amp/

GCASH

https://www.gcash.com/

PayMaya

https://www.paymaya.com/

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