IPP 2012

こんにちは、フィリピン駐在員の井本です。

日本商工会議所からも報告されていますが、2012年投資優先計画(IPP)がアキノ大統領により承認されました。2012年の優先投資分野と2011年からの変更点を概観したいと思います。
まず、投資優先計画における13の優先投資分野は以下のとおりです。

1. 農業及び農業ビジネス、漁業
2. 創造産業、知的サービス
3. 造船
4. 大規模集合住宅建設
5. 鉄鋼
6. エネルギー
7. インフラストラクチャー
8. 研究開発
9. グリーンプロジェクト
10. 自動車(電気自動車含む)
11. 戦略的プロジェクト
12. 病院・医療サービス
13. 災害防止、緩和、復旧

今年から新たに加わった項目は、5.鉄鋼ならびに、12.病院・医療サービスです。
また、昨年からの大きな変更点も2つで、1つは、PPP(官民パートナーシップ)が独立項目から、7のインフラストラクチャーに含められるようになったこと、観光が削られていることです。(以上、フィリピン日本人商工会議所2012年No.297、p62参照)

これらの変更について、フィリピン政府としてはどのような思惑があるのでしょうか?アキノ大統領の演説が端的にまとめているので紹介します。
政府としては、職業機会の増加、社会的なサービス拡大、国際競争力の向上、気候変動に対しての対応強化、の4つに焦点をあてたいようです。なるほど、貧富格差が一向に縮まらない、また他アジアに比較した際に強みとなる若年労働者層をうまく活用したい、という背景から考えると納得がいくものです。いずれにせよ、外資を一定の産業に呼び込み、OFWとのバランスを取りたい考えがあり、上記のような産業に当てはまる企業様にとっては、英語の使える人材と政府からの優遇を受ける対象となります。ぜひ一考いただきたいと、駐在としては思います。

参考URL
http://www.philstar.com/Article.aspx?articleId=821629&publicationSubCategoryId=66

以上

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