ミンガラーバー
ミャンマー拠点の西野由花です。
事業計画や経営について考えていく中で「戦術」や「戦略」という言葉をよく見かけるかと思います。これらの言葉はよく混同して使われることもあるところとなっています。
しかしながら、「戦術」と「戦略」には明確な違いがあり、それぞれの特徴をしっかりと意識していかなければ効果的なものにはなりません。
今回は、「戦略」、「戦術」それぞれの違いを見ていきたいと思います。
戦略とは、競合に優位に立ち目標・目的を達成するためにどこに、どういった戦力を投入するべきかの施策の集まりのことです。
一方で戦術とは、与えられた任務を一人一人が達成できるための具体的な方法、のことを表します。
戦略が全体的・長期的な観点からの目標達成への方向性を定めることであり、先述は現地でどのように人を動かすか。など物事を実行する手段のことを言います。
戦術とは、戦略を達成するための具体的な手段ですが、これは社員が練るものであり、社長など経営者は戦略を考えていく必要があります。
有効な戦略を立てるためには、現状の分析をし、問題点と解決策を策定し、具体的な施策のための基本方針を決めていく必要があります。さらに、戦略をより有効的にしていくために考えるべき必要な観点というものがあります。
それは何を目標としているのか、どのような策が存在し、それは自社のどのような特徴に基づいて作られたものなのか、競合からの反応はどのようなものが来るか。そしてそれぞれの施策がしっかりと一つの目標に向かって定められた整合性のあるものであり、一過性ではない効果の期待できるものであるかどうかを検討していくことです。
こうして立てた戦略を基に、戦術が定められ、実際の行動として従業員一人一人への行動に落とし込まれていきます。
売上、利益が落ち込み苦しい状況の時、事業計画、経営計画そして戦略を考える時、重要になってくるのは損益計算書(PL)の数字ではなく貸借対照表(BS)の数字であり、さらにキャッシュフロー(CF)の確認です。
しかしながら、実際のところ、
「どうやって BS って見たらいいのだろうか。CF ってそもそも何かあまりよくわからないな。」
という方もいらっしゃるかもしれません。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
Tokyo Consulting Firm Co., Ltd (ミャンマー)・ヤンゴン駐在員
西野由花(Nishino Yuka)
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