皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループ、ミャンマー拠点の近藤貴政です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「ミャンマー外貨納税への障害:コルレス銀行の対応拒否」についてお伝えします。
目次
【ミャンマー外貨納税への障害:コルレス銀行の対応拒否】
2025年4月10日、ミャンマー国内で活動する銀行各行から外貨送金を行う際に中継地となるコルレス銀行の複数行から、今後しばらく送金の対応を行わないと通知があった旨、現地銀行各行からメールで連絡がありました。
これは、ミャンマー税務当局IRDが2024~2025財務年度から、外貨で所得を得ている場合は外貨で所得税を納税する義務があるとして徴税を始めたことに関連しており、その送付先が経済制裁の対象であるMyanma Economic Bank (MEB) となることから、海外にあるコルレス銀行が拒否を始めたものと考えられます。
過去には、シンガポールのUOB銀行が多くの取引でコルレス銀行の役割を演じていたところから、2023年暮れごろから一律対応をしないという対応になった経緯があり、タイの銀行がUOB銀行に代わってコルレス取引に対応するようになるなどしていましたが、今回はタイの銀行も含め、多くの銀行がコルレス取引を止めたという報が流れています。
また、送金の不対応は、次の通知があるまで当面継続するともされており、長期化する恐れがあります。
一方で、ミャンマー税務当局は、今年度に入って明確に外貨納税を強要し、期限までに納税できなければ遅延のペナルティー(通常10%ほど)を科すという対応を始めています。
今後、銀行の事情で納税が滞る一方、納税が遅延してペナルティーが科せられるという状況になる畏れもあり、予断を許さない状況となりました。
まだ納税が完了していないという方については、銀行とも密に連絡したうえで、できるだけ早く納税してしまえるよう、取り計らうことが推奨されます。
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近藤 貴政
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