メキシコの固定資産税

税務

メキシコにも日本同様に固定資産税に該当するものが存在します。そのため、不動産を所有する者は一年に一度同税金を納めなければなりません。
では、いったいどのようにこの固定資産税は計算されるのでしょうか。

 

 

日本の場合は延べ床面積の1㎡あたりの単価が構造で決まっており、それを元に計算を行いますが、メキシコの場合も考え方は同じです。メキシコにおける固定資産税(Impuesto predial)は、土地(不動産)鑑定士(Perito valuador)によって算定された評価額に税率を乗して計算されます。土地鑑定士の鑑定は、一定のルールに則って行われますが、これは、簡単に言ってしまえば日本同様に“㎡×単価”です。ただし、使用用途(事業用or住居用)やエリア等によって単価の部分が変わってきます。

 

また、建物や土地を取得する際には不動産取得税(Impuesto de adquisición de inmuebles[ISAI])がかかりますが、こちらも土地鑑定士によって算定された評価額に税率(2~3%程)を乗じて計算されます。

 

さて、この固定資産税ですが毎年4月30日までに算定された固定資産税額を支払う必要があります。しかし、固定資産税を1月中や2月中に支払う場合は金額が20%程値引されることになりますので、可能であれば早めに支払いを終えた方が得ということになります。

 

株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
黒岩洋一

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