私たちの価値観は幼少期の家庭や学校、友達等の周りの環境が大きく影響しています。友達に家に行った時等、自分の家とは異なる価値観に直面して戸惑ったことがあるのではないでしょうか。子供にとっては、良くも悪くも身近な存在が全てであり、そしてその価値観を大人になっても引きづってしまうものです。
例えば子供の頃、学校や家庭で「先生の話を聞きなさい」「親(年配者)の言うことを聞きなさい」というようなことを言われたことがある人は多いのではないでしょうか。
話をちゃんと聞ける人は褒められ、聞けない人は怒られる。これによって、「話を聞くことが良いこと」だという価値観の形成がされるようになり、大人になってもこの価値観を多くに人が持ったまま生活をしています。
しかし、本当にそれでいいのでしょうか。
社員と経営者(管理職)では、評価される物差しが変わります。
そして、その評価は180度逆になることがほとんどです。ここに多くの人が乗り越えられない壁があります。
例えば、今回のケースであれば、社員として優秀な人材は話を聞く人です。
しかし、管理職として優秀な人材になるためには、話を聞いてはいけません。
別に「反逆者になれ!!」と言っているわけではありません。
聞くのではなく、話す立場になれ。と言っているのです。
管理職は社長の代弁者にならなければいけません。
代弁者とは、聞く人ではなく話す人です。
「私は社長の話を聞いている。理解している」と思っている管理職がいれば、それは有能な管理職ではありません。
話は聞くのではく、話す側に回らなければいけないのです。
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株式会社東京コンサルティングファーム
黒岩 洋一
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