「社長が”頑張ってる”会社」要注意です!

社長が頑張っている会社は、きっと社員の皆様も頑張っている・・・
とは限らず、社長だけが頑張っている、という会社(そう思っている社長)が多いのが現実ではないでしょうか。

多くの中小企業の社長は、昨今のこの経営環境下の中で必死に経営努力をされている事かと思います。

 

ともすれば、この社長と同じ頑張りを社員の皆さんにも求めてしまう。
そんな気持ちは、人間であれば普通なのでしょう。

 

”頑張る事”=良い、悪い、という話は置いておいて、会社の求める成果を 戦略 × 実行 とすると
この”頑張る”というのは ”実行” にフォーカスしていると考えられます。

どんなに良い戦略を持っていても、”実行”がなければ一切の成果はあがりません。

 

特に創業社長であれば、何もない状態から社長が戦略をたて、それを実行した結果として、事業を拡大し、今があります。

創業期の

  • ”頑張った” という経験
  • ”頑張って成功した” という経験

 

これに、子供の頃からの”頑張るのは良い事”という価値観があれば、経験によりさらに価値観が強固なものになってきます。

そして、社員にも成功してほしい、そう思って言う言葉。
「私のように頑張れ。そうすれば上手くいく。」

 

このような状況下でのリスクは、頑張る = 実行面にフォーカスがいき、
そもそもの”戦略の有効性”が無視されていないか、という点です。

そもそも、”頑張らなければ成果があがらない”のであれば、戦略×実行で考えると、戦略に問題がある可能性があります。

その戦略上の問題(質)を、頑張り(量)でカバーして、成果をあげている、と。

 

特に、社員にこの頑張りを求めだしてしまうと、時間とともに一人、二人と脱落する人が出てきて、徐々に組織全体が疲弊してきます。

社長が真に考えるべきは、”成果”であり、ここで忘れられがちなのが体を使う”実行”ではなく頭を使う“戦略”の部分です。

 

あるべき姿としては、”実行”には量が必要であるため社長が考えた戦略に沿って、社員がこれを実行する、という形です。

 

”実行”を社員が担うとすると、ここに経営資源の消費が伴います。

この消費は費用(コスト)となるため、これを避けようと、ともすれば社長が社員の仕事を取ってしまい、
誰よりも成果をあげ、そして代替不可になり社長がいなければ回らない会社、
つまり”社長の頑張りが止まった時”が会社倒産のリスクに繋がってきます。

 

”頑張らないでも成果をあげる”

 

つまりは、”戦略”中心に会社を企画することで、“社長が頑張らなくてもいい状態”を目指すのが、組織を大きくしていくうえでは必要なのではないでしょうか。

 

組織の成長のボトルネックは、実は社長自身なのです。
社長の能力によって成果をあげるのではなく、”戦略”によって”成長する組織”を作らなければいけません。

そして、頑張らなくても成果があがる会社、つまりは戦略上優位にある状態で、更に社長を含め社員みんなが頑張ることで、他の追随を許さない、より大きな成果をあげることが出来るのだと思います。


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