インドネシアと第四次産業革命~Making Indonesia4.0~②|インドネシア進出ブログ
皆さんこんにちは。
東京コンサルティンググループ、インドネシア法人にて赴任しております、上原陵です。
本日は、「Making Indonesia4.0」の中身について、少しご紹介したいと思います。
<五つの産業分野>
Making Indonesia4.0では、主に下記五つの産業分野に特化してインダストリー4.0への適応を進めていくと発表しています。
・食品、飲料(飲食業界)
・繊維、衣料(アパレル業界)
・自動車
・化学
・電子機器
<三つの指標>
更に、インドネシア全体で下記三つの指標を重要視しています。
・GDPに対する純輸出の割合
・労働生産性
・GDPの2%を研究・開発・設計およびイノベーションへ配分
<十の戦略>
・原材料のワークフローの見直し、改善
・先端技術投資に対するインセンティブ、優遇措置
・中小および企業への技術支援および育成
・デジタルインフラ(クラウドやセキュリティ)の整備
・外国投資の誘致
・人材の質向上へ向けた教育改革
・持続可能性(クリーンテクノロジー、再生可能エネルギー等を用いて)
・工業地域の再設計
・イノベーションエコシステム形成(イノベーションセンターの設置等)
・規制と政策の調和(各政府機関での矛盾無くすため)
また、2019年4月15日インドネシア工業省は、上記に加え、「INDI 4.0(Indonesia Industry 4.0 Readiness Index)」という指標を発表しました。
これは、企業を以下5つの項目において5段階で評価する指標です。
・マネジメント
・人材
・製品、サービス
・技術
・生産オペレーション
個人的な見解として、自動車産業には大きな変動が行くことが予想されます。
日本代表するトヨタはもちろん、ソフトバンクも既に多額の投資を当該分野につぎ込んでいることの他、中国企業はASEAN各国への進出が勢いづいていることもありますので、これからも注視していきたいところです。
一方で、十の戦略のうちの一つ、「規制と政策の調和」では、連携も取れておらず、各政府機関による規定同士で矛盾が生じる現状に多少の改善がみられることを期待したいですが、、
本日は以上です。
来週もよろしくお願いします。
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