中国のビザ取得について(Mビザ) Q&A

 

こんにちは、中国・上海の三輪常敬です。

 

Q, Mビザを取得しようと考えておりますが、Mビザについて教えてください。

 

A,

前回に少しお話ししましたが、Mビザは、商用,貿易活動目的の場合に必要となります。

2013年9月1日より、中国の法令改正に伴い、従来Fビザであった短期商用が新設のMビザに変更となりました。

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/lsfu/hzqzyw/t1071920.htm

 

Mビザには滞在可能日数(30日滞在、90日滞在)、入国回数(シングル、ダブル、マルチ)、有効期限(3か月、6か月、1年、2年)で種類が分かれます。

 

Mビザは、下記のような場合に、取得する必要があります。

①     購入した機械設備に付属するメンテナンス、取り付け、調節試験、取り外し、指導、研修

②    中国国内で落札されたプロジェクトの指導、監督、検査

③    中国国内の支社、子会社、駐在員事務所に派遣され短期業務を完成させる場合

④    スポーツ大会への参加(選手、監督、スポーツドクター、アシスタントを含む。ただし、国内スポーツ組織の要求により、中国の主管部門の認可を請け、登録カードを所有する場合を除く)

 

取得に必要となる書類は下記のとおりです。

①    中華人民共和国査証申請表

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/lsfu/bgxz/P020130902324257705981.pdf

②    パスポート(6か月以上の有効期間及び2ページ以上の空白ページが必要)

③    証明写真(4cm×3cm、正面、無謀、無背景のカラー、6か月以内に撮影)

④    (日本に長期滞在している第三国人の場合)在留カード

⑤    (日本に短期滞在している第三国人の場合)日本上陸許可の記録のあるパスポート

⑥    中国国内の相手方発行の招聘状

 

また、招聘状には下記の内容を含む必要があります。

①    申請者個人に関する情報(氏名、性別、国籍、生年月日等)

②    申請者訪中に関する情報(訪中理由、入出国予定日、訪問地等)

③    招聘機関に関する情報(招聘機関名称もしくは招聘者氏名、電話番号、住所、招聘機関印、法定代表者もしくは招聘者の署名)

 

ここで注意点として、訪中理由に「短期工作」のような言葉を入れてしまうと、Zビザを取得する必要が生じてしまい、Mビザの申請が通らなくなります。お気を付けください。

 

最後に申請方法です。

ビザの申請は個人で行うことができず、指定旅行会社を通すことになります。

(在日中国大使館より、2015年7月に下記の声明が出ています。)

http://www.china-embassy.or.jp/jpn/lsfu/hzqzyw/t1285317.htm

上記URLに指定旅行会社が記載されています。

 

ビザの申請は、通常は申請より7営業日かかります。

渡航日を検討の上、計画的に申請を行ってください。

 

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