特殊経済区について

こんにちは、中国・上海の田中勇です。中国には多くの特殊経済区が存在します。本日は中国における特殊経済区の種類についてお話します。

中国の特殊経済区は、それぞれが独立分離しているわけではなく、一つの都市に複数の経済特区が設けられていることもあります。以下その特殊経済区の種類についてお伝えします。中国の国外と国内で区分することができます。国外は保税区や輸出加工区を指し、国内はその他の特殊経済区を指します。国内特殊経済区においては、数多くの経済区が存在しますが、その中でも代表的なのが経済技術開発区・高新技術産業開発区・軟件園区です。

①経済技術開発区:主に外国資本・外国技術導入の目的で設置された工業開発区でしたが、現在では製造業に限らず研究所や開発センター等も受け入れを行っております。

②高新技術産業開発区:高新技術とはハイテクを指し、ハイテク企業・製造業と認定されると企業所得税が減税されるなどの優遇措置があります。1991年に中国の産業技術レベルを世界的な水準に近づけることを目的として設立されました。

③軟件園区:高新技術産業開発区内に併設されていることが多く、大連・北京・青島・上海・西安等の大都市を中心に積極的に企業誘致を行っています。

以上です。

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