タイトル ITシステム導入のタイミングについて② Q&A

 

 

こんにちは、中国・上海の田中勇です。本日も中国Q&Aについてお話します。

 

Q、前回のブログの表で、当社がどの位置にいるか知りたいです。表の見方をもう少し詳しく教えて下さい。

A、前回のブログの図において、フェーズは3種類に分けておりますが、自分がフェーズのどの位置にいるかの指標については、いろいろな指標があります(売上規模でみる等)。ここでは中国税法の指標を使って説明したいと思います。中国税法では、会社規模によって、会計ルールが異なります。その会社規模は、中国税法上で業種ごとに決められており、微型・小型・中型・大型に分けられています(中小企業分類基準規定)。業種及び分類基準を図で示すと下記のようになります。

 

【会社規模の分類】

 

 

さらに、会社規模分類と自社システム、会計ルールの関係を示すと下記のようになります。

 

【会社規模分類と自社システムと会計ルールの関係】

 

 

左側の微型企業では、多くの企業で小企業会計準則が適用されています。ここで、小企業会計準則とは、小規模会社の為に作られた簡便的な会計ルールで、中国税法に限りなく近い会計ルールです。小型企業で、ある程度の規模以上になると、新企業会計準則(もしくは旧企業会計準則)が適用されるようになります。ただし、中国国内のグループ会社の親会社が企業会計準則を適用されている場合は、小企業会計準則の適用は不可になりますので、企業会計基準を適用しているケースがあります。新企業会計準則は、IFRSに近い会計ルールですが、一部異なる点があります。もちろん、日本の会計基準とも異なります。中型企業になると、日本側の要請等により、IFRSを適用する企業が出てきます。ただし、中国ではIFRSで作られた会計レポートは、政府当局で認められないため、新企業会計準則で作られた会計レポートを作り、その会計レポートを基礎としながらIFRS基準で作れた会計レポートを別途作ることになります。

 

以上です。

 

 

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