カンボジア企業の課題

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皆様こんにちは、カンボジア駐在員の西山です。

今回は「カンボジア企業の課題」についてお話しします。

5月末、プノンペンにイオンモール2号店がオープンしました。私もオープン当日行ってみましたが、非常に活気で溢れていました。カンボジアでは決して安い部類ではないですが、多くのカンボジア人や若者が買い物を楽しんでいました。

 

カンボジア人の購買意欲は高く、宵越しの金は持たないどころか、給料以上の携帯やバイクを買う人も多くいます。

 

問題は、その消費行動がちゃんとカンボジアで登録されている正規の販売ルートであるかどうかですが、まだまだそうはなっていないのが現状です。カンボジアのローカル中小企業など、登録せずに営業を行っている企業や商店が多くあります。

 

そのため適切な税金が納められず、政府も対策を行っていますが、まだ完全に効果を発揮しているとは言いがたい状況です。

 

現在、税収として外資系企業に目が向けられています。事実と異なる資料や理論で税金を取ろうとする税務調査や、赤字企業でも税金の徴収が可能な移転価格税制の導入など、様々な手段を用いてきます。

 

カンボジアでは多くの企業が防戦となり、その対応、対策に多くの時間と労力を取られてしまっています。税務当局などに付け入るスキのない体制を構築し、攻めに転じるための体制を整えることが、コンプライアンスを遵守している企業の最重要な課題となります。

 

カンボジアの人々の消費意欲は大きく、経済成長の勢いは非常に高いものがあります。攻めの体制を整えれば、カンボジアにおいて成功する可能性は大いにあります。

 

カンボジア進出を考えているが不安がある、もしくは進出しているが思った成果が出ないという場合は、ぜひ一度お問い合わせください。

 

西山 翔太郎

 

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