「売上返品・売上値引き・売上割引の仕訳」

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              「売上返品・売上値引き・売上割引の仕訳」

 

皆様、こんにちは。カンボジア駐在員の公認会計士の熊谷です。今週は売上返品・売上値引き・売上割引の仕訳についてご説明させていただければと思います。

 

例題15 商品300$分の破損があり、顧客から返品したい旨の連絡があった。

Dr   Sales returns and allowances   300    Cr Accounts receivable   300

                   売上返品・値引き              売掛金

 

例題16 顧客から買掛金を早めに決済したい旨の連絡があったため、20$割り引いた。

Dr  Sales discounts  20       Cr  Accounts receivable   20

                 売上割引              売掛金

 

 

売上返品・売上割引・売上値引きすべて決算書上は売上の控除項目として処理します。

この処理は日本と同様です。

表示の方法には2種類あります。最終的に売上と売上返品等(仕入・仕入返品等も同様)を相殺消去して売上1本で表示する「純額法」、相殺消去せず、両建で表示する方法である「総額法」です。

日本基準では純額法が原則ですが、IFRSではそのような規定はなく、実務上は総額法で処理していることが多い状況となっています。

 

今週は以上です。

 

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