質問:税務登録での必要書類の提出方法とは?

税務

こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳匠です。

前回は、会社設立に伴う税務登録時の必要書類を確認しました。
今回は、そこで準備した必要書類をどのように提出するかについて、時系列で見ていきたいと思います。

1. 税務登録のための申請用紙やその他必要書類を全て準備したら、まず初めに税務署の税務登録局へ行き、それらの書類を仮提出します。全ての書類が揃っていなければ受付で書類を受け取ってもらえませんので、書類準備には十分注意してください。また、仮提出ですので書類はすぐに返却されます。
2. 書類のチェックが担当役人によって行なわれ問題がないと判断されると、税務局からTIN(Tax Identification Number)と呼ばれる、各企業に割り当てられる税務番号が発行されます。この番号は会社の正式な納税番号となり、その後の税務申告時にも使用します。
3. TINを取得したら、カンボジア国営銀行(NBC)に行き、この番号を使ってパテントタックス(Patent Tax)と登録税(Registration Tax)を支払います。その支払が終わると、Credit Note がNBCより発行されます。
4. このCredit Noteを再度税務局の会計係まで持っていき、税務局より正式な税金の領収書を発行してもらいます。
5. この領収書と、最初に用意した申請書および必要書類一式を該当窓口で提出し、問題がなければ3週間から4週間ほどで税務登録が完了します。
6. 税務登録が完了すると、税務局からPatent Tax Certificate と VAT Certificate (該当企業のみ)が発行されます。

次回は、このVAT 登録が必要な企業というのはどんな企業なのかという一般的な定義を見ていきたいと思います。

また、今週からカンボジアのすてきな写真も合わせてお送り致します。
今回は、プノンペンでお土産を買いにいくとしたらこの市場、「ロシアンマーケット(Russian Market)」の写真を一枚。カンボジアにお越しの際は是非立ち寄ってみてください。

以上

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