こんにちは、カンボジア駐在員の佐藤です。
今回は営業ライセンスについてご説明致します。
Q.ライセンスの取得が必要な事業はどのようなものがありますか。
カンボジアで特定の事業を行う場合、事業内容によって営業ライセンスの取得を各管轄省庁で行う必要があります。
取得が必要なライセンスと管轄省庁は以下の通りです。
− 製造業(鉱工業エネルギー省)
− 鉱物資源採掘など(鉱工業エネルギー省)
− カジノ、ゲームセンターなど(経済財政省)
− ホテル、ゲストハウス、カラオケ、マッサージパーラー、レストランなど(観光省)
− 廃棄物処理、排水処理など(環境省)
− 物流、旅客業、運転教習所など(公共事業運輸省)
− 農産物取引など(農林水産省)
− 郵便業、通信業、ネットカフェなど(郵電省)
− 教育機関など(教育青年スポーツ省)
ライセンスの取得の際に必要な書類は、例えばレストラン・ライセンス取得の場合ですと以下の書類となっております。
① 営業場所許可証(地元警察)
② 会社商業登記証(商業省)
③ 建設許可証(土地管理都市計画建設省)
④ 電気管理安全確認証(内務省もしくは地元警察)
⑤ 衛生確認証(保健省)
⑥ 環境確認証(環境省)
⑦ 法遵守宣言書
⑧ 保険証書
⑨ 代表者パスポートコピー
⑩ 写真(4✕6cm)
また営業ライセンスの種類によって許認可取得の難易度や取得までにかかる時間、取得のための条件は異なります。例えば、建築業ライセンスを取得する場合、取得のための条件は企業の規模によって異なりますが、企業規模が大きければ大きいほど、担当者のエンジニア経験の年数は長期であることが求められます。(小規模の建設事業を行う場合、5年間以上のエンジニア出身者を代表とすべきであると規定している一方、大型の建設事業を行う場合、10年以上のエンジニアを加えて10年以上経験の建築士も必要と規定されています)
このように取得するライセンスの種類や申請する企業の事業規模によって取得に必要な書類や条件は異なります。
ライセンスに関してお困りのことがございましたら、是非お気軽にご連絡ください。
以上です。
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