■カンボジア企業経営への心得

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皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。 
さて、今回は「競争力の源泉」についてお話しします。

先週の週報でも書きましたが、事業の本質である顧客の創造について改めて書きます。顧客が創造できたときが、自らの事業を自らの独自なフィールド に展開できたときであり、この自らのフィールドに展開するために問うべき問いが、「我々の事業は何か」になります。

「我々の事業は何か」とは、普段は、なかなか問うべき機会がない問いです。意識して問わなければ、問うことのない問いです。しかし、それらの問い こそ、われわれに予期せぬものを教えてくれる問いであるのです。

ドラッカーは、予期せぬものを知るための次なる問いは、『まだ競争相手になっていなのは誰か』である、と述べています。
この問いをその著書にて以下のように述べています。

『わが社は、誰の競争相手にまだなっていないか。 わが社の事業の一部と考えていないために、わが社には見えていず、試みてもいない機会はどこにあるか』という問いである』

この問いは、「わが社」のリソースを棚卸することで見えてきます。

わが社の競争力の源泉であるにも係わらず、「わが社」の事業の核として位置づけされていないリソースです。「わが社」の長年の経験から培ってきた 「わが社」の事業の底辺を支えている、しかし、未だ気づいていないリソースです。

自らのリソースを棚卸しすることで、初めて見えてくる自らの事業の競争力の源泉となるべきリソースがあるだと思います。

澤柳 匠

 

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