皆様こんにちは。カンボジアオフィスの公認会計士の熊谷です。今回は、引き続き事業計画を作成する4つのステップのうちの二つ目、「ビジネスモデルを考える」という点を考察していきたいと思います。前回、ビジネスモデルを考えるステップの一つ目を紹介させていただきましたので、今回は2から4を紹介させていただきます。
2 自社が戦う場所を明確にする
1で付加価値を生み出すプロセスを考えましたが、その中で自社が戦う場所を明確に規定する必要があります。
出版ビジネスで考えれば、1で述べましたように、「企画」「執筆」「編集」「印刷」「流通」「販売」に分解できます。その中で、自社はどの分野で戦うのかを決める必要があります。
例えば、「編集」を自社の主な機能と考えるならば、他の5つの機能は自社で行うかどうかを考えていく必要があります。
3 外部パートナーとの連携の仕組みを考える
自分が戦う場所を決めたら、他のプロセスに関しては、外部パートナーが行うことになります。
例えば、出版ビジネスで考えれば、「企画」「執筆」「編集」「印刷」「流通」「販売」に分解できますが、そのうち、「執筆」と「編集」を自社で行うこととすれば、残り4つは外部のパートナーを使うことになります。そのパートナーの選定と取引価格、そして、どんな連携の方法を行っていくかを綿密に考えていく必要があるのです。
4 対価を得る仕組みを考える
簡潔にいえば、対価を得る仕組みとは、1誰に2どんな付加価値を提供して3どんな対価を得るかということを明確にすることです。
事業として成り立つかどうかを最終的に判断、しなければなりません。そのためにこのプロセスを検証し、持続的に利益を得ることができるか仕組み作れるかどうかを検討しなければなりません。
このような4つのプロセスを経ることで、詳細なビジネスモデルを考案するきっかけを作ることができます。
今週は以上です。
上記の点でご質問ございましたらkumagai.keisuke@tokyoconsultinggroup.com
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