皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。
さて、今回のテーマは「意見の不一致」です。
マネジメントは、意見の不一致を作らなければなりません。意見の不一致は、マネジメントの意思決定の幅を広げることができます。
一方、波風を立てないマネジメント、全会一致を好むマネジメントは、自らマネジメントの意思決定の範囲を狭めるマネジメントであると言えるでしょう。
ドラッカーは、「意見の不一致は、選択肢を与えるからである」と述べ、以下のように述べています。
「いかに慎重に考え抜いても、選択肢のない決定は向こう見ずなばくちである。決定には常に間違う危険が伴う。最初から間違っていることもあれば、状況の変化によって間違いになることもある。 決定のプロセスにおいて、他の選択肢を考えてあれば、次に頼るべきものとして、十分に考えたもの、検討済みのもの、理解消みのものをもつことかできる。選択肢がなければ、決定が有効に働かないことが明らかになったときに途方に暮れるだけである」
澤柳 匠